株式会社ニシハタシステム

HSホームサイスモ 伝

内蔵された地震計と気象庁の緊急地震速報、2ルートから地震を逃さず、すばやく検知
HSホームサイスモ 伝

地震発生に対して内蔵された地震計と
気象庁の緊急地震速報の2ルートから
より早く、より確実に地震の発生を警告し、
地震災害を軽減できます。

HSホームサイスモ 伝の特長

  • 内蔵された地震計が直下地震を感知します。
  • 発報された気象庁の緊急地震速報をすばやく受信します。
  • スピーカーやサイレンなど、様々な機器と連動できます。
  • 場所・用途に合わせた地震速報の音声ガイダンスを選択できます。
  • 避難訓練 / 気象庁訓練報に対応し、様々なパターンの避難訓練が可能です。
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  • 気象庁の地震速報キャンセル報に対応しています。
  • ネットワーク経由で常に最新機能を提供しています。
  • 端末の動作履歴をいつでも確認できます。
  • FISC安全対策基準をクリアしたデータセンターに設置しています。

地震検知の流れ

他製品との違い

一番の大きな違いとして、地震計を内蔵してる点です。

地震計を内蔵しているため、直下地震の際、緊急地震速報よりも早く地震をお知らせできる可能性があります。

一般的な地震計は数 mgal 以下という人間には感じられない極めて小さい揺れまで計測します。
地震の揺れはおおよそ 20Hz 以下の振動になるので、振動のサンプリングレートは一般に 1秒あたり 100サンプリング以下です。
また地震計の設置環境は生活振動がないような静かな場所で、時には地中に深い場所にコンクリートなどで固定されて設置されます。

これに比べホームサイスモの地震計は被害をもたらすような大きな地震を計測することを目的とし、人が生活する環境に設置します。
人間には感じられない震度 1以下の地震については生活ノイズに埋もれてしまうこともあり、検知することを必要としていません。
また地震による揺れなのか、生活ノイズなのかを判断するために、一般的な地震計より高速なサンプリングレートで揺れを計測し、地震の揺れなのか生活ノイズなのかを端末内のソフトウエアで判断しています。
そして震度 4.0以上のある程度の大きさの地震のP波(初期微動)を生活ノイズと区別して、正しくさらに素早く検知する能力があります。

緊急地震速報はP波(初期微動、小さな揺れ)を気象庁の地震計がとらえ、分析し、後から伝わるS波(大きな揺れ)を予測して発報されます。
しかし必ずしも震源地近くに地震計があるわけではありません。そのため、緊急地震速報が発報される前にS波が到達し、備えがないまま地震に見舞われる可能性があります。

ホームサイスモは、気象庁の緊急地震速報を受信するだけでなく、内蔵された地震計が地震を検知するため、より早く、より正確に地震をお知らせします。

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地震検知パターン

緊急地震速報受信(通常)

緊急地震速報は1つの地震に対して複数回送信され、情報が更新されていきます。
情報が更新されると、ホームサイスモでお知らせする震度・猶予時間も更新されます。

設定した発報震度のしきい値を越え発報が開始された後、震度が変更されしきい値を下回っても、お知らせする震度は更新されますが、発報自体は中断されません。

また猶予時間が0秒以下であっても、発報震度のしきい値を越えていれば発報を行います。

緊急地震速報受信(複数の地震発生時)

複数の震度の緊急地震速報を受信した場合、「最も大きく到達する地震の予測震度」と「最も早く到達する地震の猶予時間」をお伝えします。

これは、1つの地震の到達後に、もっと大きな地震が到達する場合、大きな地震に合わせた避難行動を取っている必要があると考えているためです。

1つの地震到達後は、「続いて地震が到達します」というアナウンスが流れ、後から到達する地震の通知を再開します。

緊急地震速報と内蔵地震計でのP波検知

内蔵地震計機能を有効としている場合、緊急地震速報と内蔵地震計でのP波検知の、より早く検知・受信した方を採用します。

緊急地震速報の方が早く受信した場合(主に震源地が遠い場合)は、緊急地震速報のガイダンスが流れ、内蔵地震計でのP波検知は無視されます。

内蔵地震計のP波検知が早かった場合(主に直下地震)は、P波検知のガイダンスが流れ、緊急地震速報を受信するとガイダンスは緊急地震速報へ切り替わります。

【!】 試験放送および気象庁訓練報
試験放送および気象庁訓練報は、通常ガイダンスの前に「ただ今から緊急地震速報の試験放送を行います」、最後に「これで試験放送を終わります」が流れます。

試験方法および気象庁訓練報中に本物の緊急地震速報が配信された場合、「試験放送解除、緊急地震速報」というアナウンスが流れ、本物の緊急地震速報を発報します。

音声ガイダンス

音声ガイダンス

一般向けガイダンス

予想震度や予想猶予時間は伝えず、「すぐ強い地震がきます」や「身の安全を確保してください」などの曖昧な表現で注意を呼びかけます。
サンプルガイダンス

高度利用者向けガイダンス

予想震度と予想猶予時間に加えて、「身の安全を確保してください」などのメッセージで注意を呼びかけます。
サンプルガイダンス

カウントダウンガイダンス

予想震度と予想猶予時間を繰り返し発報します。
予想猶予時間が10秒未満になると秒数のカウントダウンを行います。
サンプルガイダンス

NHK チャイム音

NHK が緊急地震速報用に作成したチャイム音です。

REIC チャイム音

NHK チャイム音よりも緊迫感のあるチャイム音です。

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他機器との連動

  • LED表示器(株式会社エイツー社製品)
  • VoIP機器 LANスピーカー(株式会社エイツー社製品)
  • 館内放送スピーカー
  • 回転灯・表示灯
  • エレベーター
  • 緊急地震速報表示端末
  • 安否確認システム
  • パソコン
  • 無線機
  • ビジネスホン
  • 緊急地震速報表示器
  • 安否確認システム

ランプ点灯

ランプ点灯
  • 消灯 … 電源 OFF
  • 緑  … 揺れを検知していません
  • 橙  … かすかな揺れ
  • 赤  … それ以上の揺れ

HSホームサイスモ 伝は、内蔵された地震計がかすかな揺れも逃さず検知します。
検知された地震があらかじめ設定してある発報レベルに達すると、連動された地震サイレン警告灯安否確認システムなどへ発報指示を行います。

製品仕様

概要

製品名 HSホームサイスモ 伝 HS302P
特長 地震計内蔵 緊急地震速報受信端末
インターフェース
外部表示 2色LED×2
制御CPU 主制御32bit CPU
システム設定方法 Webブラウザ経由
電源 AC100V(50/60Hz)
消費電力 本体定格15W
待機時3.5W、最大7.0W(参考値)
外形寸法 236(W)×198(D)×33(H) mm (突起物含まず)
本体重量 1.04kg
※ 今後、改良に伴い、特に外形寸法・本体重量が変更になる可能性があります。
保証期間 購入後1年間

LAN I/F(NETWORK)

接続形態 RJ-45 10BASE-T/100BASE-TX(自動MDI/MDI-X切替機能あり)
IP取得方法 IP固定・DHCP(IPv4)・自動取得(IPv6)のいずれか

動作環境

動作保証温度 摂氏0度~40度
動作保証湿度 20%~80%(相対湿度)ただし結露無き事

付属品

LANケーブル CAT5 ストレート結線 長さ3m
その他
  • インシュロック(押し込みタイプ)
  • 取扱説明書(本書内に保証書)
  • 平置き・壁掛け設置説明書
  • 安全上のご注意
  • シリアルシール
  • ナベタッピングネジ×3
  • 動作確認用スピーカ

※無料添付している動作確認用スピーカは、サポート範囲ではありませんので、
お問い合わせ等にはお答えできません。

環境対応

電子部品はすべて、RoHS対応品を使用しています。
電子部品実装工場では鉛フリー半田を使用し生産しています。
筐体ケース、梱包材、動作確認用スピーカ以外の同梱品は、すべてRoHS対応品を使用しています。

※ 弊社のRoHS指令対応に関しては、各部材調達先からの対応状況の確認を受けての対応となります。

接点出力(C.OUT)

出力端子 ネジ式端子台(端子ネジM3)
出力方式 C.OUT1、C.OUT2、C.OUT3:PhotoMOSリレー a接点出力 (本機電源断の際は開放)
※PhotoMOSリレーはパナソニック電工株式会社の登録商標です。
備考 C.OUT1、C.OUT2、C.OUT3:最大定格 DC45V 800mA(AC30V 550mA rms)
※無極性・交流の場合、周波数は100Hz未満に限ります。
※動作は「放送連動(放送が流れている間、接点が動作)」かワンショット(設定した出力時間、接点が動作)」を選択できます。

電源出力DC5V 常時(DC5V)

出力端子 ネジ式端子台(端子ネジM3)
備考 「OUT」表示側の端子の電圧が「GND」表示側の端子に対して、+5Vです。
本端子の最大出力電流は100mAで、自己復帰型ヒューズで保護しています。
本機内部の回路系の一部の電源と共通なので、本端子への接続機器の特性によっては、本機の動作に影響を与える場合が有りますのでご留意下さい。
※本端子に、外部から電圧を印加しないでください。故障の原因になります。

電源出力DC12V 制御可(RLY)

出力端子 ネジ式端子台(端子ネジM3)
備考 「+12V」表示側の端子の電圧が「GND」表示側の端子に対して、+12Vです。
本端子の最大出力電流は500mAで、自己復帰型ヒューズで保護しています。
本機内部の回路系の一部の電源と共通なので、本端子への接続機器の特性によっては、本機の動作に影響を与える場合が有りますのでご留意下さい。
※ 本端子に、外部から電圧を印加しないでください。故障の原因になります。
電源遮断用接点出力(シングルステイブル型のリレー)を採用しています。

スピーカ出力(SPK)

出力端子 ネジ式端子台(端子ネジM3)
出力方式 BTL型、平衡出力(音声出力:最大 1W)
出力インピーダンス: 8Ω以上
備考 SPKの両端子共、C.OUTを除く如何なる本機の他の部分とも接続しないで下さい。
最大音量は、VOLつまみの設定にて変化します。
接続する機器の入力インピーダンスは8Ω以上の物を採用して下さい。

LINE音声出力(LINE)

出力端子 φ3.5ミニピンジャック(3極)
※2極の物や、φ2.5mmのミニプラグは接続できません。
最大出力レベル 600Ω系において、0dBm相当
※負荷のインピーダンスにより変化します。
出力方式 LINE出力、非平衡(片側接地・・・アース・GND)
接続相手機器の
入力インピーダンス
600Ω以上(推奨)
端子部アサイン 端子部アサイン
パソコン用の電源付スピーカーユニットを繋いだ場合は、左右同一(同相信号)の出力です。
備考 本端子には、外部から電圧を印加しないでください。
本端子の最大出力レベルは、VOLつまみの設定によって変化しません。

直下地震への対応・緊急地震速報普及への取り組み

地震から、自分を守り地域を護る

P波観測網を構築して地域を護るため、CSR(企業の社会的責任)として「サイスモネットワーク」という取り組みを行っています。
緊急地震速報導入に関してのノウハウや、掲示物などもダウンロードできます。